初めての駐在帯同生活。「英語が通じる国だから大丈夫」と思っていましたが、スーパーでお肉を買うとき、種類や単位が分からずどう注文していいか分からない…。そんな小さな戸惑いから始まりました。

英語教師の経験があっても、教科書で学んだ英語と日常で必要な英語は全く別物。買い物だけでなく、病院や子供のスクールなど、暮らしの中で次々に出てくる表現に戸惑い、時には自信をなくすこともありました。

さらに、英語が通じない国に帯同した時は、電話に出るのも、買い物やタクシーに一人で乗るのも怖いほど。不安で外に出られないこともありました。最低限のサバイバル表現を身に着けても、相手の返事が聞き取れず会話が続かない…。そんな経験を通じて、海外生活を始める方が最初に感じる”心細さ”に心から寄り添いたいと思うようになりました。

このプログラムにはそんな想いが込められています。生活に必要な表現を身に着けることに加えて、会話をスムーズに続けられるよう、リスニング力、文法力、発音力の強化も大切にしています。

同じように悩んだ経験があるからこそ、皆さんに寄り添い、一緒に乗り越えていけたらと思っています。